Pythonの変数
Pythonでは、C言語と違い、変数を宣言せずに使用することが出来ます。
変数という概念自体はC言語と同様、「データを入れる箱のようなもの」というのは変わりません。
データ型
Pythonの変数にはデータ型はありません。
ただし、参照するデータ、つまり、入れる中身であるデータには種類があります。
数値型
Pythonでは、数値型を整数型、 浮動小数点型,、複素数型の4つの種類に分けることができます。
x = 10 x = 1.0 x = 10e-1
文字列
以下のようにダブルクォートまたはシングルクォートで囲った文字は文字列として代入されます。
ダブルクォートまたはシングルクォートの違いはありません。
s = "aaa" s = 'aaa'
ブール型
ブール型はTrue(真)またはFalse(偽)のどちらかをとるデータ型です。 Pythonのブール型はいずれも大文字で始まることに注意しましょう。
f = True f = False
リスト
Pythonはリストと呼ばれる、複数のデータをまとめて扱うことの出来るデータ型があります。
タプル
Pythonのタプルはリストと同じデータ構造をもったものですが、要素の値がimmutableなところが異なります。
ディクショナリ
ディクショナリはいわゆる連想配列でキーと値のペアで情報を持つデータ構造です。
データ型の確認
データ型を確認するには type関数を使用します。
print(type(1)) # <class 'int'> print(type('a')) # <class 'str'> print(type(True)) # <class 'bool'>